近江・山田「打たれてばっかじゃだめ」高松商・浅野とプロで対決へ 「鉄人ボディー」手に入れる

[ 2022年10月20日 06:00 ]

強いガッツポーズでドラフトを待つ近江・山田(撮影・後藤 正志)
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 甲子園通算11勝を誇り、上位指名を予想される近江・山田陽翔は彦根市の同校で取材に応じ、巨人が1位指名を公表している高校通算68本塁打の高松商・浅野翔吾に対して“宣戦布告”した。

 「すごいヤツなのでプロ野球に入って戦えたら。12分の1って(チームメートになる確率は少)ないですよね。打たれてばっかりじゃだめなので、対戦するときは抑えます」

 今夏の甲子園大会では準々決勝で対戦。試合に勝ってもバックスクリーンへ同67号2ランを運ばれた。U18日本代表でもチームメートで気心の知れた仲だが、やられたままでは終われない。

 いま最も重点を置いているのはプロ仕様の体づくりだ。U18W杯に参加した米国から戻った後も始発で朝練に参加して体幹を強化中。「1年間ケガをしない体はプロ野球に対応するという意味でも必要。糸井(嘉男)さん、鳥谷(敬)さんも顔に当たっても連続出場、金本(知憲)さんも手が折れてもヒットを…。イメージでは阪神の選手が多い」と鉄人ボディーを目指した。

 「気持ち的には特にいつもと変わらず、できているのかな。ドラフトということで特に意識することもなく行けたときのこと、プロ野球を見据えて準備をしている段階です」。真っすぐ前を見て話す目には一点の曇りもなかった。

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2022年10月20日のニュース