中大・森下 ドラフト前日にアピール今秋1号!勝ち点4で首位に立つ

[ 2022年10月20日 05:00 ]

東都大学野球第5週第2日   中大3―2日大 ( 2022年10月19日    神宮 )

<中大・日大>8回、ソロを放つ中大・森下(撮影・西尾 大助)
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 2回戦3試合が行われ、中大はドラフト上位候補の森下翔太外野手(4年)が今季1号ソロを放つなど日大に3―2で勝ち、勝ち点4で首位に立った。国学院大は亜大を延長戦の末、2―1で下しタイ。優勝は中大、国学院大、青学大の3校に絞られた。

 ドラフト前日のアピール弾だ。2―1の8回、先頭の森下が真ん中高め直球を左翼席へ今季1号。大学通算9号に笑顔だった。

 「最初は大きい一本をと思っていたけど、ベンチから“チャンスメーク”と聞こえて、後ろにつなげようと気持ちを切り替えた」。3回1死満塁で先制中前打。強肩強打のドラフト上位候補は、大学最後の今季は前日まで打率2割台前半にとどまっていた。だがドラフト前日に2打点。チームも優勝の可能性を残す勝利に貢献した。「ドラフトとリーグ戦は別に考えていた。ホームランが1本出たところで少しは満足しています。ポジティブに指名頂いた球団に貢献できるように頑張りたい」と静かに天命を待つ。(伊藤 幸男)

 ◇森下 翔太(もりした・しょうた)2000年(平12)8月14日生まれ、横浜市出身の22歳。小1で野球を始め、日限山中では「戸塚シニア」でプレー。東海大相模では1年夏から中堅手としてベンチ入りし、3年春に選抜出場。中大では1年春4年春にベストナイン。1メートル82、88キロ。右投げ右打ち。

 ≪優勝争いは三つ巴≫優勝の行方は中大、国学院大、青学大の3校に絞られた。国学院大が25日の亜大3回戦に勝てば勝ち点4で中大と並ぶが、9勝4敗で勝率で上回り2季ぶりの優勝。国学院大が敗れた場合は、青学大が同日の駒大3回戦で勝てば勝ち点4、8勝4敗で中大と並び27日に優勝プレーオフを行う。国学院大、青学大がともに敗れれば、中大が19年秋以来の優勝となる。

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2022年10月20日のニュース