【ドラフト会議】高松商・浅野翔吾は巨人! 阪神と“GT戦”の末に交渉権獲得!高校68発のスター候補

[ 2022年10月20日 17:23 ]

<ドラフト2022年>ドラフト会議で阪神と巨人に指名され浅野が笑顔を見せる(撮影・岸 良祐) 
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 プロ野球のドラフト会議が20日、都内のホテルで行われ、巨人と阪神の2球団競合の末、巨人が高松商(香川)・浅野翔吾外野手(17)の交渉権を獲得した。

 抽選の末、ガッツポーズを繰り出した巨人・原辰徳監督(64)は「道順を変えました。靴も一番新しいものを履きました。あらゆるものを変えて挑みました」と万感の笑顔を見せた。これで巨人が1位指名で競合した時の連敗を11で止めた。

 高校2年生時から注目を集めた浅野は、今夏の甲子園で評価をぐんと上げるなど注目を集めた。チームの初戦だった8月11日の佐久長聖(長野)との2回戦は5、7回に2打席連発など3安打4打点。また、同じくドラフト上位候補と目され高校日本代表でチームメートになった近江・山田陽翔からも、中越え2ランを含む3安打2打点。試合に敗れて4強進出は逃したものの、世代ナンバー1スラッガーを証明する打棒を見せた。

 1メートル71と小柄ながらも、高校通算68本塁打の大砲は将来性十分。オリックス・吉田正尚外野手をイメージできる選手で、さらに50メートル走5秒9、遠投110メートルと、俊足&強肩も備わる未来のスター選手候補だ。9月に米国で行われたU18W杯では不本意な結果もあったが、木製バットへの対応もスムーズ。巨人が12球団のトップを切って、先月末に早々と“公表”するなど、大きな注目を集めていた。

 ◇浅野 翔吾(あさの・しょうご)2004年(平16)11月24日生まれ、香川県出身の17歳。屋島小3年から野球を始め、屋島中では軟式野球部に所属して3年時に全国大会8強。U15日本代表に選出。高松商では1年夏の県独自大会から出場し、2、3年夏に甲子園出場。50メートル5秒9、遠投110メートル。1メートル71、86キロ。右投げ両打ち(左は下手投げなど変則投手時)。

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