近江・山田は自然体でドラフト待つ 高松商・浅野翔吾には“宣戦布告”…プロで「抑えます」

[ 2022年10月19日 18:10 ]

強いガッツポーズでドラフトを待つ近江高・山田 陽翔(撮影・後藤 正志)
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 20日のドラフト会議で上位指名が予想される近江・山田陽翔投手が19日、彦根市の同校で取材に応じ、巨人が1位指名を公表している高校通算68本塁打の高松商・浅野翔吾へ“宣戦布告”した。

 「すごいヤツなのでプロ野球に入って戦えたら。12分の1って(チームメートになる確率は少)ないですよね。打たれてばっかりじゃだめなので、対戦するときは抑えます」

 今夏の甲子園準々決勝で対戦。試合には勝ったが、バックスクリーンへ同67号2ランを運ばれた。ともにU18日本代表に選ばれ、気心の知れた仲だが、やられたままでは終われない。

 そのために現在、最も重点を置いているのは“プロ仕様”の体づくり。U18のアメリカ遠征から帰国後も生活リズムを変えず始発で朝練に行き体幹を鍛えている。「1年間、ケガをしない体はプロ野球に対応するという意味でも必要。一番大事なのは体幹。多少の負荷がかかったとしても、強い筋肉が支えてくれればケガのリスクも減る」と目的意識を持って取り組んでいる。「糸井(嘉男)さんとか、鳥谷(敬)さんも顔に当たっても連続出場、金本(知憲)さんも手が折れてもヒットを…。イメージでは阪神の選手が多いですね」と目指すは鉄人ボディーだ。

 「気持ち的には特にいつもと変わらず、できているのかなと思います。ドラフトということで特に意識することもなく、行けたときのこと、プロ野球を見据えて準備をしている段階です」

 真っすぐ前を見て話す目には、一点の曇りもない。歴代5位タイの甲子園通算11勝を誇るスターは、人事を尽くして天命を待っている。

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2022年10月19日のニュース