ソフトB・大関「3アップ」の誓い 来季先発ローテの柱としてシーズン通して活躍だ 

[ 2022年10月19日 05:00 ]

ソフトバンクの大関(撮影・岡田丈靖)
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 ソフトバンクの大関友久投手(24)が18日、所用のため訪れたペイペイドームで取材に応じ、「3アップ」の誓いを立てた。今季7勝をマークして飛躍した左腕は体力アップ、球威アップ、勝ち星アップを目指し、この秋から課題に取り組む。来季は先発ローテーションの柱としてシーズン通して活躍する意気込みだ。

 今季7勝をマークして球宴初出場を果たすなどブレークした大関だが、まだまだ満足していない。視線を先に向け、3つの目標を掲げた。

 (1)体力アップ  大関は「今年以上に長いイニングを投げられるように体力面をしっかり鍛えたい」と24日から始まる秋季練習を見据えて話した。今季途中から先発ローテーションに定着し、前半戦だけで6勝をマーク。2完投(ともに完封)もあったが、スタミナをつけて完投能力を上げていく。8月には左精巣がんの摘出手術を受けて離脱。不慮の事態だったとはいえシーズン通しての活躍は未知数だ。手術の影響はなく、この秋はトレーニングを積んで体力向上に努める。

 (2)球威アップ  土台を築きつつ、最大の武器である直球に磨きをかける。「まずはストレート。球速もそうだし、質の部分も。ストレートが上がってくれば変化球も自然と良くなる。自分の武器なのでそこはしっかりと」。最速152キロの直球にさらに磨きをかけ、打者を押し込む投球を目指す。

 (3)勝ち星アップ  千賀のメジャー移籍が有力で、来季はエース級の活躍が期待される。手術から復帰した後は中継ぎでの起用だったが、大関が目指すは先発投手陣を引っ張る活躍。「来年は今年以上に前半戦からやっていくつもり」と期する思いは強い。

 手術で今季中の復帰は難しいとみられていながらシーズン終盤に戻り、クライマックスシリーズでも奮闘した左腕。不屈の精神で今季の自分を超えるものを求めていく。

《大関 激動の一年》
 ▼3月31日 ロッテ戦でプロ初先発し6回1/31失点でプロ初勝利
 ▼5月7日 ロッテ戦でプロ初完投、初完封勝利
 ▼6月25日 日本ハム戦でプロ初の無四球完封勝利
 ▼7月26日 ペイペイドームでの第1戦でオールターに初出場
 ▼8月2日 左精巣がん腫瘍摘出手術を受ける
 ▼9月10日 3軍戦で実戦復帰
 ▼25日 ロッテ戦の中継ぎで1軍復帰登板し2回無失点
 ▼10月9日 クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの西武戦で中継ぎとしてポストシーズン初登板
 ▼15日 CSファイナルステージのオリックス戦の第4戦に中継ぎ登板。今季最後のマウンドで2/3回を無安打無失点

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2022年10月19日のニュース