【阪神・平田2軍監督語録】トレード移籍の斎藤と江越にエール「十分に戦力になる」　消極的な若虎には喝

[ 2022年10月19日 05:15 ]

フェニックス・リーグ阪神4－5ヤクルト（ 2022年10月18日西都）

　日本ハムの渡辺、高浜と阪神の江越、斎藤の2対2の交換トレードが成立し、両球団から18日、発表された。

　以下、阪神・平田2軍監督との一問一答。

　――斎藤、江越のトレードが発表
　「いいチャンスだ。今日もちょっと（斎藤）友貴哉とも話をして、このフェニックスでいい感じでクイックで投げたりスピードもあるし、やっぱり日ハムに請われていくわけだから。そういったところでは新しい環境というか、十分に戦力になると思うのでね、江越にしても。ファームでもあれだけの、編成の人はしっかりと見てくれているので。しっかりアピールして頑張って欲しいな」

　――渡辺、高浜は右の長打を打てる打者としての期待も
　「渡辺なんかはやっぱり1軍でレギュラーを獲っていたような選手なのでね。その辺は内野の競争が激しくなって、力はもちろんある選手なんで。その辺が楽しみやな」

　――岡田監督も右のセカンドの必要性を話したしていた
　「補強ポイントだと思うし、お互いにとってこれはいいトレードになるのでね。それはもう選手たちがその力を十分にね。やっぱり今はそのトレードが各チーム、いいことだよ。すごくそういう新しいところでまた環境が変わって力がもっと出ることも十分にある」

　――先発した川原は5回3失点
　「飛ばしてるのはすごく見てても感じて、いい立ち上がり、投げっぷりもよかったし。まあ、4回からへばったわね。それはええねん。まだまだスタミナ不足、実力不足なんで。今日四死球も3個？　そういった意味では3点取られるってのはまだまだ実力なんで、その辺はしっかりスタミナと。今こうやって投げられてるってとこやな」

　――2番手の鈴木は1点を勝ち越した直後の8回に2失点。先頭打者にソロ被弾後、連続四球
　「鈴木に関してはやっぱり気の弱さ。ホームランボカーンと打たれてまだ同点なのに、一番あいつの（課題）。打たれてもいい言うてんだけど、もうホームラン打たれたらフッて変わるやん。で、次は3人で抑えてるやん。そういう弱さってのがあからさまに出る。これをフェニックスなんだから、ホームラン打たれてまだ同点やん。それも1ボールから置きにいってんねん。1点勝ち越した途端に変わるやん。そういった所を鈴木とかはまだまだもうね、公式戦じゃないんだからね。そういう（攻める）ところを見せてほしいわけよ。そら抑えることに越したことないけど、そこでもうビビって四球出しているように見えるやろ？まだ同点なのに何してんねんて、もうストライク入らへんやん急に。あれバント失敗してくれたからよかったけど、あれ（失敗）してなかったら四球だよ。そういうところを、やっぱり克服。今やっとちょっとずつ良くなってるところだけど、その弱さってところをまず普通に変えていかないと。強くなれとは言わんけど普通ぐらいに、『まだ同点だ、さあ切りかえていこう』ぐらいの。あれでズルズルズルズルいく感じがまだするんで、その辺の気持ち的なところも含めてやっぱりやっていかなあかんわな」

　――小野寺は適時二塁打含む3安打も、9回無死一、二塁でフルカウントから見逃し三振。スタートを切った二塁走者も三塁でアウトに
　「最後の見逃し三振であの3安打なんか何にもならん！　あんなとこで走らせて（見逃して）、3本打ったところで何の意味もないよ！ストライクかボールかは際どいかもしれないけど、そういうところが小野寺の（課題）、一緒よ。ここっちゅうところで彼らは何か最低限のことをやらないと、ボールと思って見逃しました、ストライクでしたなんて。そんなもん、3本打とうが何しようが、あれで帳消しだよ。そら打ってフライとかならね、打てって言ってんだから。ましてや、（二塁走者の前川）右京たちに、こういうところでランナーの練習ってことも含めて。普通なら右京とかスチール（のサイン）出さないけど、こういうところで右京たちも（経験させて）、あれ（三塁）も際どかったやん。そういう所のやっぱりまだまだ、所詮ファームだよ、この辺は。3本打ったところで何の評価にもならんねん、最後の1本をどうするかよ」

　――岡田新監督の意向で遊撃に固定されている小幡は2安打に好守も
　「小幡はもっともっと上手くなる、（高寺）望夢にしても。今日ずっと守備を見て1歩目がまだ、最初の西浦の三遊間（を抜ける安打）でも反応が悪い。だからずっと今日はあいつらの動きを見てて、そこから『逆を突かれてもいいから1歩目を速く』と、スイングとボールを見てたら分かるはずやねんショートとセカンドは。望夢は途中から（1歩目の）スタート良くなったよ。今日は（ベンチ）三塁側やったしちょうどショートもセカンドも見れたんで。山勘を張るんじゃなく1歩目の出足をもうちょっと、逆を突かれてもええから速くしてみって話をした。無難に行きすぎやねん、ちょっとね。もっともっと（範囲を）広くできる、あいつら。いい足してんだもん」