阪神・中野に二塁コンバート案 岡田新監督「あるかも分からん」二遊間は連係や相性も重視

[ 2022年10月19日 05:15 ]

阪神来季の内野布陣
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 阪神の遊撃レギュラーとして、今季135試合に先発出場した中野に二塁コンバート案が浮上した。岡田新監督が可能性について言及した。

 「(二塁コンバートは)あるかも分からん。(シーズンの)80%以上の固定(を見据えて)で、そんな二遊間は代えられん。(二遊間を)どういうコンビに組ますかは、最終的に2月になると思う」

 二遊間の起用について指揮官は個人のスキル以外にも、コンビでの連係や相性なども重視する方針を打ち出した。第1次政権の05年には正遊撃手だった藤本を二塁へコンバートし遊撃に鳥谷を据えた例もある。中野は遊撃の定位置をつかんだ一方、リーグ最多の18失策と課題を露呈。フェニックス・リーグでは守備力に定評のある小幡が遊撃に固定される動きもあり「二塁・中野」という選択もありそうだ。

 《あっと驚く新コンビ結成も》岡田新監督は一塁と三塁については「大山がファーストで佐藤輝がサード。全試合変えない」と2人を固定する方針を示している。一方で、二遊間は競争激化が予想される。

 現状、遊撃は2年連続で100試合以上先発している中野と、強肩が持ち味で高い守備力を誇る小幡が軸になりそうだ。二塁は今季チーム最多の54試合でスタメン起用された糸原と、日本ハムでレギュラーを張った経験がある新加入の渡辺の起用が有力視される。他にも二塁では木浪、北條、山本といった中堅のほか、高寺、遠藤といった若手も控える。

 中野の二塁コンバート案も浮上したことで、競争はより、し烈を極める。指揮官は「守りの野球」を掲げるだけに、あっと驚く新コンビが結成されるかもしれない。

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2022年10月19日のニュース