巨人・戸郷「いずれはそこに選ばれるように」 侍J栗山監督視察試合で6回1失点、リーグ最多タイ8勝目

[ 2022年7月5日 22:07 ]

セ・リーグ   巨人4―1ヤクルト ( 2022年7月5日    東京D )

<巨・ヤ>8勝目を挙げた戸郷は笑顔でポーズを決める (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の戸郷翔征投手(22)がヤクルト戦(東京D)で6回4安打1失点と好投。6月10日の楽天戦(楽天生命パーク)以来3試合&25日ぶり、リーグ最多タイとなる今季8勝目(3敗)をマークした。

 前回登板した6月26日のヤクルト戦(神宮)では今季初の中4日でマウンドに上がり、3回までに大量5点の援護をもらいながら今季最短の3回途中6安打6失点(自責5)KO。チームは壮絶な打ち合いの末10―11で敗れ、球団史上最速の自力V消滅となった。その悔しさを胸に秘め、中8日で上がったマウンド。初回に1点先制を許したが、その裏に打線が5連打で3点を奪って逆転すると、戸郷もこれに応えて追加点を許さなかった。

 試合後、戸郷との一問一答は以下の通り。

 ――きょうの投球は

 「いい投球がなかったので、きょうはなんとか1球1球魂を込めて、粘り強くいこうかなと思って入りました」

 ――きょう苦しんだ要因はどう感じている

 「ちょっと前回の試合を引きずっていた部分があったので、そこはやっぱりああいう投球につながったので。次はもっといい投球ができるように頑張りたいなと思います」

 ――3回以降はリズム良く投げられているように見えたが、どこを変えた、修正したのか

 「3回以降、いいところに決まったというか、(大城)卓三さんがいいリードをしてくれたのでそれに投げられて抑えられたので良かったですけどね」

 ――初回、桑田コーチがタイムでマウンドに。何を言われたのか

 「ちょっと(肩が)開いているぞという話を、肩が開いているという話をしていたので、そこの修正点というのを指摘されたので。そこは修正がうまくできたので初回の1点に抑えることができたんじゃないかなと思います」

 ――きょうは普段に比べて一段と投球テンポが速く見えた

 「ちょっと流れも悪かったですし、ポンポンいきたかったのでちょっと速くしましたね」

 ――最後の回、ギアを上げたように

 「あのイニングはラストだと思ったので、球数もいってましたし、あそこなんとか抑えないと勝ちが来ないので、気持ち入れてやりました」

 ――前回を意識したのは、やり返さないとという気持ちが空回り

 「そうですね。少し空回りしている部分もありましたし、それが良い方向に働いた部分もあったので。まあ、ちょっと落ち着けました」

 ――相手の中軸は慎重かつ大胆に

 「そうですね。いつも中軸が全てだと思うので、そこを切り抜ければ良いゲームが迎えられると思うので。村上さんが主にですけど、そこをなんとか抑えるためにきょう試合に臨みました」

 ――去年と同じ前半戦で8勝

 「目の前の1試合1試合を粘りながら、ゲームをつくっていければなと思います」

 ――今日は栗山監督が視察。いずれは侍ジャパンへという思いも

 「まあ、今は1つ1つゲームをこなすだけですけど、いずれはそういうところを目指しながらやっているので、そこに選ばれるように強気な投球をしていきたいなと思います」

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