広島・秋山、通算打率3割キープなるか 現在「・301」4000打数以上で大台超えは現役4人のみ

[ 2022年7月5日 05:30 ]

広島・秋山
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 【Weekly Data展望】秋山(広)が3年ぶりに日本球界に戻ってきた。西武時代の17年には打率・322で首位打者を獲得。パ・リーグの首位打者が、のちに広島に移籍したのは山内和弘(毎日=移籍時は一弘)、加藤秀司(阪急=同英司)、高沢秀昭(ロ)に次いで4人目だ。この中で、山内は阪神を経由し68年に広島に移籍。同年はリーグ3位の打率・313をマーク。球団史上初のAクラス入り(3位)に貢献している。

 西武時代の秋山は通算打率・301と3割台を維持。通算4000打数以上の現役で打率3割超えは秋山を含め4人しかいない。通算2000安打以上は54人いるが、通算打率3割は半数以下の26人。広島移籍で大台をキープできるか注目したい。

 外野守備でも存在感を発揮しそう。ゴールデングラブ賞獲得は6度。16年には史上唯一の外野で300刺殺、10補殺、失策0を達成している。今季の広島外野陣で規定以上(チーム試合数の3分の2)の出場は現在故障で登録抹消中の西川(55試合)のみ。秋山の加入はチームにとっていい刺激になるだろう。

 秋山は西武在籍終了時までパ・リーグ歴代5位の825試合連続出場。ただしNPBの規定でメジャーなどへ移籍した選手は連続試合出場の記録を継続できない。それでも広島は衣笠祥雄、山本浩二、金本知憲(のち阪神へ移籍)ら連続試合出場の権威がそろう。再挑戦にふさわしい球団といえるかもしれない。(記録課・宮入 徹)

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