巨人・戸郷、3戦ぶり8勝目の権利を得て降板 初回先制許すも尻上がり、6回1失点 MAX151キロ

[ 2022年7月5日 20:15 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年7月5日    東京D )

<巨・ヤ>力投する戸郷 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の戸郷翔征投手(22)がヤクルト戦(東京D)に先発登板。尻上がりに調子を上げて6回4安打1失点と好投し、3試合ぶりとなる今季8勝目の権利を得て降板した。

 前回登板した6月26日のヤクルト戦(神宮)では今季初の中4日でマウンドに上がり、3回までに大量5点の援護をもらいながら今季最短の3回途中6安打6失点(自責5)KO。チームは壮絶な打ち合いの末10―11で敗れ、球団史上最速の自力V消滅となった。

 そこから中8日でのマウンドは前回と同じく大城とのバッテリー。だが、初回からヤクルト打線につかまった。1番・塩見に高めのフォークボールを左前打され、2番・山崎は二塁への内野安打とランエンドヒットで無死一、三塁。3番・山田の左犠飛で、開始から17球で先制を許した。

 だが、その裏、早くも味方打線が爆発。今季ここまで3戦3敗を喫している“天敵左腕”高橋から1番・吉川、2番・ウォーカー、3番・丸の3連打であっという間に同点とすると、4番・岡本和の4連打目となる左前適時打で2―1と勝ち越し。5番・坂本にも5連打目となる左翼線二塁打が出て3―1と点差を広げた。

 援護をもらった戸郷はその後、尻上がりに調子を上げ、4回に女房役の大城に今季初の2戦連発となる5号ソロが飛び出して4―1となると、さらに加速した。相手の攻撃が1番から始まった5回を3者凡退に仕留めると、6回は先頭の村上から2者連続四球を出すも中村を併殺打に。続くオスナはこの日最速の151キロを2球続けて遊飛に打ち取り、得点を許さなかった。その裏、1死走者なしで打席が回ると代打・石川が出て降板となった。

 戸郷の投球内容は6回で打者25人に対して119球を投げ、4安打1失点。5三振を奪い、3四球&1死球、直球のMAXはラスト6回に出た151キロだった。

 ▼戸郷 もう少し長いイニングを投げたかったですが、何とか粘ってリードを守ったままバトンを渡せたことは良かったです。

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2022年7月5日のニュース