巨人・坂本勇人、ヤクルト戦初回に適時二塁打 通算411二塁打で松井稼頭央に並ぶ歴代9位に

[ 2022年7月5日 18:35 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年7月5日    東京D )

巨人・坂本
Photo By スポニチ

 巨人の坂本勇人内野手(33)がヤクルト戦(東京D)の初回に左翼線二塁打を放って通算411二塁打とし、松井稼頭央(西武)の持つ歴代9位記録に並んだ。NPB記録は立浪和義(中日)の487。

 「5番・遊撃」で先発出場。1点先制され、0―1で迎えた初回だった。今季ここまで3戦全敗だった相手先発左腕・高橋に巨人打線が襲いかかり、1番・吉川、2番・ウォーカー、3番・丸、4番・岡本和の4連打であっという間に2―1と逆転。さらに続いた無死一、二塁で打席へ入った坂本はカウント2―2からの5球目、真ん中低めチェンジアップを左翼線に弾き返して5連打目。坂本の適時二塁打で3―1とリードを2点に広げた。坂本は「追い込まれてからチェンジアップに上手く対応できました。良い流れに乗れて良かったです」と振り返った。

 坂本は6月18日に行われた中日戦(バンテリンD)の2回に入った第1打席で先発右腕・高橋宏から右翼線二塁打を放ち“打撃の神様”と呼ばれた川上哲治を抜いて球団単独3位に浮上。歴代10位記録に並ぶと、同23日のDeNA戦(東京D)では6回に入った第3打席で先発左腕・東から左翼線に適時二塁打を放って榎本喜八(西鉄)、福留孝介(中日)を抜く歴代単独10位に浮上していた。

 坂本の通算411二塁打は球団単独3位の記録。王貞治の記録に「あと11」、長嶋茂雄の記録には「あと7」と迫っている。

 また、この二塁打でセ・リーグの遊撃手としては初となる700長打にも「あと1」としている。

 ▼坂本 追い込まれてからチェンジアップにうまく対応できました。良い流れに乗れて良かったです。

  【通算二塁打ランキング】
(1)立浪 和義(中 日) 487
(2)福本  豊(阪 急) 449
(3)山内 一弘(広 島) 448
(4)金本 知憲(阪 神) 440
(5)稲葉 篤紀(日本ハム)429
(6)王  貞治(巨 人) 422
(7)張本  勲(ロッテ) 420
(8)長嶋 茂雄(巨 人) 418
(9)松井稼頭央(西 武) 411
(9)坂本 勇人(巨 人) 411
(11)榎本 喜八(西 鉄) 409
(11)福留 孝介(中 日) 409
(13)川上 哲治(巨 人) 408
(14)松原  誠(巨 人) 405
※所属は最終、現役は坂本と福留のみ

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月5日のニュース