中大が逃げ切る　北村主将は丸刈りにして2ラン　東都入れ替え戦

東都大学野球春季1、2部入替え戦　2回戦   中大―東洋大 （ 2022年6月21日    神宮 ）

東洋大戦の初回に左越え2ランを放った中大・北村
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　初戦を落とし、後がない中大。北村主将（4年＝近江）以下、上級生何人かが頭を5厘刈りにして試合に臨んだ。

　初回、東洋大に先制を許しなお2死二塁で右前打を右翼・森下（4年＝東海大相模）が本塁へストライク返球。2点目を阻止した。その裏、中前（3年＝浦和学院）が二塁打を放って好機を築くと森下が右翼へ同点の二塁打。さらに青光りのする頭にヘルメットをかぶった北村が左翼席へ勝ち越しの2ラン。気合を入れたガッツポーズでダイヤモンドを一周した。北村は3回にも左前へ適時打と大暴れ。その後も石井（3年＝作新学院）の走者一掃三塁打などで5点を奪った。

　今季白星のなかった石田裕（3年＝静清）は大量点を受け、打たせて取る投球。5回まで7安打を許すも初回の1点に抑えリードを守った。

　中大は6回にも桜井（2年＝習志野）の右犠飛、8回にも2点を加え16安打に11四死球で13点。守っては8回から三奈木（1年＝浦和学院）、岩本（3年＝石岡一）とつないで東洋大の反撃をしのぎ、逃げ切った。