巨人・坂本 セ初の遊撃手700長打まであと5に迫る

[ 2022年6月21日 05:30 ]

巨人の坂本
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 【Weekly Data展望】坂本(巨)はここまで36試合の出場にとどまるなど、不本意な今季前半になってしまったが、18日の中日戦では通算409本目の二塁打を含む3安打。故障明けを感じさせない活躍で、二塁打は福留(中)に並ぶ歴代10位、猛打賞は175度目で立浪和義(中)に並ぶ7位と、新たに2つの記録を更新した。

 
 16年間で積み重ねた実績は言うまでもなく、今後も多くの記録を達成、更新していくだろうが、あまり取り上げられない「長打」もその一つだ。坂本は通算2156安打を放っているが、そのうち二塁打は409本、三塁打は22本、本塁打は264本。二、三塁打と本塁打を合計した長打は695本となっており、700までは残り5になっている。

 通算700長打は王貞治(巨)の1315長打を筆頭に過去35人が記録。巨人では王、長嶋茂雄(936)、阿部慎之助(770)に次ぐ4人目で、右打者は長嶋以来の快挙になる。また、過去35人の最多出場守備位置を調べると外野が14人、一、三塁が各9人、捕手が2人で、坂本と同じ遊撃は田中幸雄(日)しかいなかった。

 遊撃手ではまれな長打力を誇るベテランが史上2人目でセ初の記録をまもなく達成しそうだ。(記録課・志賀 喜幸)

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