巨人・増田陸が初お立ち台から2夜連続お立ち台 オフの悔しい育成契約「なんとか自分の人生変えたいと」

[ 2022年6月4日 21:19 ]

交流戦   巨人2―1ロッテ ( 2022年6月4日    東京D )

<巨・ロ>笑顔でポーズするメルセデス(左)と増田陸 (撮影・白鳥 佳樹) 
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 巨人の増田陸内野手(21)がロッテ戦(東京D)の7回に値千金の同点タイムリー。見事な逆転勝利を演出した。

 「6番・一塁」で先発出場。0―1で迎えた7回だった。1死二、三塁のチャンスで入った第3打席。それまで苦しめられてきた相手先発左腕・佐藤奨の外角137キロ直球を中前に弾き返して同点の走者を本塁へ迎え入れると、一塁ベース上でこん身のガッツポーズ。チームは続く代打・中島の二ゴロの間に勝ち越し、これが決勝点となった。

 試合後、38日ぶり今季5勝目となったメルセデスに続いてお立ち台に上がった増田陸。前日3日の同戦で2安打2打点と活躍し、初めて東京ドームのお立ち台に上がっている。そこから2夜連続のお立ち台。感想を聞かれると「最高です!」とまずは声を張った。

 そして、同点打の打席を「いや、もう…チャンスなんで。必死に食らいついていきました」と振り返ると、カウント2―2からの一打に「より集中力をもって、はい。最後…打ちました…はい」と初々しく語った。

 この日は4万444人の観衆がスタンドを埋めた。「いや、本当に声援も大きいですし、その声援のおかげでいいプレーができるので、これからも応援よろしくお願いします!」と増田陸。好調の要因を聞かれると「オフに育成(契約)になって、すごく自分自身、悔しかったですし、なんとか自分の人生変えたいと思って、日々必死にやってて…。そのガムシャラにやってる結果がこういういい結果につながっていると思うんで、これからも続けていきたいと思います」としっかりとした口調で答えていた。

 

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