巨人・山崎伊織が6回途中にアクシデントで緊急降板 それでも1失点でプロ2勝目の権利

[ 2022年5月18日 20:03 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2022年5月18日    東京D )

<巨・広>6回、松山への初球を投じたところで、何らかの異変を訴える先発の山崎伊(右から2人目)=撮影・河野 光希
Photo By スポニチ

 巨人の2年目右腕、山崎伊織投手(23)が広島戦(東京D)でプロ5度目の先発登板。6回途中に右足がつったような仕草を見せて緊急降板となった。

 4―0で迎えた6回だった。先頭の主砲・マクブルームから坂倉、小園と3連打されて1失点。会沢、上本を抑えて2死一、二塁となったところで広島の佐々岡監督は先発左腕・床田の代打として左打者の松山を打席へ送った。

 その初球、ボールを投じたところでマウンドの山崎伊は右足を気にする仕草。捕手の大城に続いてベンチから山口投手コーチもマウンドに向かった。右足のアキレス腱を伸ばすような動きをした山崎伊だったが、ベンチからは即座に原監督が出て、ここで左腕・高梨にスイッチ。山崎伊は降板となった。

 この動きに、広島の佐々岡監督は1ボールという打席途中にもかかわらず左打者の松山に代えて代打の代打として右打者の堂林を送ったが、高梨が外角低めスライダーで見逃し三振に仕留め、それ以上の得点は許さなかった。

 山崎伊は毎回のように走者を出しながらも粘りの投球で6回途中7安打1失点。プロ2勝目の権利を得ての降板となった。初回は開始からわずか3球で1死二塁のピンチを招いたが、西川、マクブルームの3、4番コンビを打ち取って無失点で発進。2回も1死二塁、2死三塁とピンチが続いたが、得点は許さなかった。

 すると、打線は2回に打撃絶好調の新助っ人ポランコが弾丸ライナーで右翼スタンドへ8号ソロを叩き込んで先制。直後の3回を3者凡退に打ち取った山崎伊は4回の1死一、二塁をしのぐと、5回の2死一、二塁でも得点をやらなかった。

 山崎伊の投球内容は5回2/3で打者26人に対して92球を投げ、7安打1失点。5三振を奪い、与えた四球は2つ、直球のMAXは147キロだった。

 山崎伊はプロ4度目の登板、3度目の先発マウンドとなった4月28日のDeNA戦(横浜)で6回3安打無失点と好投して待望のプロ初勝利。前回登板した5月10日のDeNA戦(新潟)では初回に3失点したものの6回3失点と粘ったが、打線の援護にも恵まれずプロ初黒星を喫していた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年5月18日のニュース