日本ハム・野村、顔面に死球受け交代…新庄監督 鼻骨骨折の可能性示唆も出場可能と見解

[ 2022年5月18日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム0―3オリックス ( 2022年5月17日    ほっと神戸 )

<オ・日>4回1死二塁、野村は頭部への死球を受ける(撮影・坂田 高浩)
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 骨折でも試合は出られる――。日本ハム・野村佑希内野手(21)は17日、オリックス戦に「4番・三塁」で先発出場。4回に顔面に死球を受けて交代し、神戸市内の病院で治療と検査を受けた。今後が心配されるが、新庄剛志監督(50)は鼻骨骨折の可能性を指摘しながらも試合出場は可能との見解を示した。

 衝撃的なシーンだった。0―0の4回1死二塁。カウント1―1からオリックス・山岡の投じた146キロ速球が野村の顔面を襲った。ヘルメットのつばをかすったボールは左頬付近に直撃。倒れ込んだ野村はしばらく起き上がれず、鼻からは出血が見られた。

 「ちょっとね、多分折れてるかな。手(をかすめて)から鼻に当たったみたい。でも横からだと、ちょっと折れやすいから」。心配そうに歩み寄った新庄監督は試合後、そう状況を説明した。当たったつばの部分が欠けるほどの衝撃で、途中交代した野村は神戸市内の病院へ。骨折は避けられない状況だ。

 今季の野村は32試合に出場。打率・256、3本塁打で、この日まで6試合連続で4番に座っていた。故障で離脱中の近藤に続いて若き主砲までチームを離れることになると大きな痛手となるが、新庄監督は今後の見通しについて「診察結果はまだ分からないけど、でも、多分(試合に)出られますよ。鼻はあまり影響ないかな。今までも鼻が折れて出てる選手はいっぱいいたし。あとは本人次第。まあ“出たい”って言うんじゃない?」と語った。

 昨年まで故障に泣かされてきた野村。最下位からの浮上には欠かせぬ戦力だけに、新庄監督の言葉は切なる願いにも聞こえた。

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