日本ハム新球場「北海道ボールパークFビレッジ」で農業体験 農業学習施設を設置

[ 2021年10月10日 05:30 ]

新球場建設地をバックに(左から)クボタ・北尾裕一社長、ファイターズスポーツ&エンターテイメント・川村浩二社長、北大・宝金清博総長
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 23年に開業する日本ハム新球場の運営会社、ファイターズスポーツ&エンターテイメント(FSE)は9日、開発エリア「北海道ボールパークFビレッジ」に農業学習施設を設置することで農業機械大手のクボタ、北大と3者連携協定を結んだ。建設地を望む北広島市役所でFSEの川村浩二社長、クボタの北尾裕一社長、北大の宝金清博総長が調印し、川村社長は「ボールパークの象徴的な取り組みになればと思う」と意欲を語った。

 施設はクボタが出資し、新球場開場と同時オープンを予定。展示エリアで農業の最先端技術や社会課題を紹介するほか、さまざまな農業体験ができる。北尾社長は「お子さんや学生がメインターゲット。来場された皆さまが農業を知り、ともに考える施設にしていきたい」と話した。

 北大は食の安定供給に向けた課題解決を研究する中、情報通信技術(ICT)を駆使した「スマート農業」の教育研究施設を来年立ち上げる。Fビレッジの施設から、北大施設の農業ロボットやトラクターをリモート操作するなどの体験を提供していくという。

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