炎のリリーバー田口、ブルペン盛り上げる決め台詞は「チョリーッス!」だった…「みんな笑顔に」

[ 2021年10月10日 23:09 ]

セ・リーグ   ヤクルト6―4阪神 ( 2021年10月10日    神宮 )

<ヤ・神23>6回2死満塁のピンチで島田から三振を奪い吠える田口(撮影・村上 大輔)
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 開幕直前の3月に巨人から移籍したヤクルトの田口麗斗投手(26)が4―4で迎えた6回のピンチに5番手として登板。2奪三振で無失点に抑えて今季5勝目を挙げ、優勝マジックを11から9に減らす勝利に大きく貢献した。

 阪神との3連戦3連投となった田口は4―4で迎えた6回、4番手右腕・石山が1死一、二塁とし、代打に糸井がコールされたところで登板。8日の3連戦初戦では4―1で迎えた7回2死満塁で代打・糸井を空振り三振に仕留めて雄叫びをあげながらガッツポーズを見せていたが、この日もこの糸井をスライダーで空振り三振。梅野を四球で歩かせて満塁としたが、続く島田もスライダーで空振り三振に斬って取り、再び吠えながらガッツポーズした。

 試合後、決勝打の塩見に続いてお立ち台に上がった田口は糸井との対戦について「中継ぎで大事な局面で投げさせてもらっているんで。とにかく目の前のバッター、とにかくどんな形でもアウトを取る。そういう気持ちで挑みました」と振り返り、糸井を三振に打ち取ったシーンについては「まだ2アウトだったので(ガッツポーズを)やって打たれたらヤバいんで。我慢しました」と正直にコメント。それでも前夜は9回に最後の打者に仕留めていた島田を三振に打ち取った際には大きなガッツポーズ。「出ちゃいました」と恥ずかしそうに振り返った。

 初戦でお立ち台に上がった時にはインタビュアーから現在のリリーフ陣の雰囲気について聞かれ「僕のおかげで、いい雰囲気を保っています!」とムードメーカーらしく元気に発してスタンドを爆笑させていたが、この日はブルペンでリリーフ陣の合言葉はあるのかと聞かれ「合言葉は特にないんですけど、僕がブルペンに入った時にいつもチョリーッス!と挨拶しながら入ってるんで、それでちょっとみんな笑顔になってくれてます」と胸を張り「マジックは9になりましたけど、まだまだ厳しい戦いが絶対続くので。最後まで、残りの1試合、終わり切るまで!全員で戦っていきたいと思います。最後は皆さんに最高の報告をできるように僕たち選手は頑張っていくので、最後まで応援の方よろしくお願いします!」とファンに向かって高らかに宣言して大きな拍手を浴びていた。
 

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