【大谷と一問一答】最終99球目に最速161キロ「最後の回はちょこっと三振を狙いにいきました」

[ 2021年7月27日 15:55 ]

インターリーグ   エンゼルス6-2ロッキーズ ( 2021年7月26日    アナハイム )

<エンゼルス・ロッキーズ>7回2死、ヌメスを三振に仕留め、ガッツポーズする大谷(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が26日(日本時間27日)、ロッキーズ戦に「2番・投手」で投打同時出場し、7回5安打1失点、5奪三振でメジャー自己最多の5勝目(を挙げた。打者では初回に先制の決勝打を放ち、4打数1安打1打点、1得点で2三振。今季14個目の盗塁を記録した。

 以下、試合後の主な一問一答。

 ――6月30日のヤンキース戦以降、好投が続いている。この試合で何か変わったというのがあったか。
 「ヤンキース戦はマウンドに合わせる前に終わったなという感じなので。全体的に何かを変えたわけでは。微調整はありますけど、そんなに大きく変えてないです」

 ――初回は無失点に抑えて攻撃で2点に絡んだ。
 「投球と打撃はちょこっと別で考えるので。初回は初回で投手の入りとして大事にいきたいなと思っていましたし、1打席目はチャンスで回ってきていたので、しっかりといい打撃のアプローチをして。また盗塁もできたのですごく良かったと思います」

 ――最後の99球目で最速99・7マイル(約160・4キロ)が出た。※球場表示は100マイル(約161キロ)。
 「最後の回はちょこっと三振を狙いにいきましたね。全体的にはそんなにムキにならずにしっかりと球数を調整して投げたいなと思っていたので。最後は本塁打を打たれている打者でしたし、しっかりと最後まで気を抜くことなく三振を狙いにいきました」

 ――初回にストーリー選手の強烈なピッチャー返しを好捕した。その後に何を話していた。手を振る動作があった。
 「“どうやって取ったんだ?”みたいに言われたので」

 ――ここ3試合の投球がいい。何がいいのか。
 「その試合によって相手のアプローチの仕方も変わってくる。今日だったら、2ストライク後に変化球ケアをしてるのかなという雰囲気が出ていたので。そこでムキに真っすぐで三振を取りにいってやろうみたいなところではなくて、スライダーも良かったので、狙われていても、しっかり投げきれば打ち取れるかなと思っていたので。今日は変化球中心の配球が多かったなと思います」

 ――ここ数試合はスプリットの割合が減っている。
 「全体的にスライダーが良かったので。まぁそっちをメーンで使っていたという感じですかね。今日も3巡目ぐらいは多めに使いましたし、相手の狙いによって投げ分けたいなというのはあるのかなと思います」

 ――投打で結果を残し、MVPに現実味が出てきている。明確に見えてきているか。
 「そう言われるのは嬉しいことではあるんですけど、一番はここ4年間は2つで完走していないので。最後まで健康体で自分のパフォーマンスを維持できればいい。その先で、そういうものが取れたら幸せじゃないかなと思います」

 ――初回に盗塁を決めた。走ることで投手の影響を考えるか。
 「考えることはありますけど、自分自身が長く投げるためにも点を入れた方がいいので。そこで1点入る、もう1点入れられるシチュエーションなので。自分がしっかり二塁に進むことの方が自分が投げていく上では重要なことかなと思います」

 ――走って投球する。むしろ、それが自然の流れか。
 「そうですね。特に変に意識することもないですし、そのせいで打たれたとか、そのせいでリズムが崩れたとかは特にないかなと思います」

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2021年7月27日のニュース