阪神・藤浪 エキシビションマッチ“開幕投手” ロッテ・佐々木朗と剛腕対決「ローテ勝ち取っていきたい」

[ 2021年7月27日 05:30 ]

キャッチボールを行う藤浪(撮影・大森 寛明)
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 阪神・藤浪が、ひと足早く戦闘モードに突入する。プロ野球は、27日から各地でエキシビションマッチをスタートさせる。本拠地・甲子園でのロッテ戦で今季2度目の“開幕投手”を務める藤浪は先発ローテーション復帰に向け、語気を強めた。

 「争って勝ち取っていかないといけない立場。後半戦のローテで回れるようにアピールして、勝ち取っていきたい」

 1軍での先発は4月23日DeNA戦(4回4失点で敗戦投手)が最後。6月上旬の再昇格後、救援で13試合に登板した経験も踏まえ、自らが望むポジションで05年以来のリーグ優勝への力になることを目指す。

 矢野監督も「(先発は)あいつ自身が勝ち取るものなんでね。期待というより奪い取らないとダメ。悪かったら先発させられない。ライバルもいる。勝ち取ってもらえたら」と競争を勝ち抜くべく、奮起を促した。

 相手先発は「令和の怪物」である佐々木朗。藤浪は「自分が高校生の時と比べても次元の違う感じがしますし、まさに怪物にふさわしい選手。その中で自分も負けないように、いい投球ができれば」と注目の対決をプラスに捉え、自身の力に変える構え。「結果が必要なことは分かっていますが、その中で試せることは試して、いい登板にできれば」と結果はもちろん、内容にもこだわる。

 この日は甲子園での投手指名練習に参加し、キャッチボールやダッシュなどで最終調整した。及川や二保らと争う「6番目のイス」奪取へ、まずは快投でリードを奪う。(須田 麻祐子)

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