全選手青森出身「100％リンゴジュース」弘前学院聖愛が2度目甲子園!不振・長利がお目覚めV弾

全国高校野球選手権青森大会決勝戦   弘前学院聖愛6－5青森山田 （ 2021年7月26日    ダイシンベースボールスタジアム ）

＜弘前学院聖愛・青森山田＞甲子園出場を決め歓喜の輪をつくる弘前学院聖愛ナイン（撮影・長久保　豊）
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　弘前学院聖愛が逆転勝利で8年ぶり2度目の聖地切符。ヒーローは不振だった5番打者の長利斗真（おさり・とうま＝3年）だった。

　5―5で迎えた8回先頭。無心で初球の真ん中直球を叩くと打球は左翼席へ。公式戦2本目の一発が値千金の決勝弾となった。「みんな打っているのに、自分は準決勝まで2安打だけ。でも昨夜はホームラン打つイメージをしたんです」。準決勝までの4試合で6本塁打を含む41安打の打線で、不本意だったが、プラス思考で乗り越えた。初回に3点を先制された苦しい展開も、10安打6得点で打ち勝った。

　18、19年と2年連続で青森大会決勝敗退。原田一範監督は3つのフレーズでチームを変えた。（1）JK（準備と確認）（2）凡事徹底（3）全力疾走。分かりやすい合言葉がナインを動かした。

　全選手が青森出身。指揮官は「ウチは100％リンゴジュースですけど、甲子園でも頑張ります」と16強に進出した13年に続く旋風を宣言した。（伊藤　幸男）

　▼弘前学院聖愛（青森）　キリスト教系の私立校。体操もレベルが高い。