西武・平良、ついにプロ野球記録王手 ピンチ切り抜け37試合連続無失点

[ 2021年6月27日 05:30 ]

パ・リーグ   西武3ー3オリックス ( 2021年6月26日    京セラD )

<オ・西>9回に登板した平良は37試合連続無失点と記録を更新する(撮影・井垣 忠夫)
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 踏みとどまった。3-3の9回に登板した西武・平良は、2四球で1死一、二塁のピンチを招いたものの、ロメロを154キロ直球、大城を136キロスライダーと、連続で空振り三振斬り。今季14度目の引き分けに持ち込んだ。「ゼロで抑えて帰ってこよう、ということに集中していました」。これで開幕から37試合連続無失点。06年に阪神・藤川球児が樹立したプロ野球記録に王手をかけた。

 とはいえ、「火の玉ストレート」が代名詞だった藤川の印象を問われた平良は言葉少な。「あまりプロ野球中継を見てこなかったので…特に自分から語れる内容はありません」とマイペースで、「次の登板でも普段通りを心掛けます」と無欲を強調した。

 辻監督は、平良が登板するたびに報道陣から数字の話を聞かれ「早く達成してほしいよ、本当に」と苦笑い。前夜も投げているが、27日の起用について問われると「平良は3連投はできるからね」と接戦では投入する方針を示唆した。一気に大記録と肩を並べる可能性は十分ある。(花里 雄太)

 ▼西武・柘植(3回に一時逆転となる1号2ラン)とにかく来た球を捉える、そう意識して打席に入りました。うまく反応できました。

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