阪神・佐藤輝 あぁ自己ワーストタイ12打席連続無安打 北川打撃コーチ「今は我慢の時期」

[ 2021年6月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1ー3DeNA ( 2021年6月26日    甲子園 )

<神・D>7回1死、佐藤輝は空振り三振に倒れるー(撮影・大森 寛明)
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 9回2死。目前で大山が遊ゴロに倒れ、阪神・佐藤輝に4打席目は巡って来なかった。3打数無安打2三振に終わり、先発出場では初の3試合連続無安打。23日の中日戦6回に19号ソロを放って以降、自己ワーストに並ぶ12打席連続無安打の停滞に入った。

 「打てない時というのはボール球を振らされたり、ボール球に手を出しちゃったり、そういうのはあるし。もちろん、打てそうなボールがファウルになったりってのは、日々の中でずっとある」

 矢野監督は佐藤輝について淡々と振り返った。特に、この2試合はDeNA投手陣の徹底して内角を意識させる投球に苦戦。2回無死一塁では1ボールから阪口の内角への直球に詰まらされた一ゴロで、4月9日同戦以来、プロ2度目の併殺打。4回は追い込まれてから粘ったフルカウントから10球目の内角148キロに手が出ず見逃し三振だった。

 7回は前日25日に空振り三振を奪われたエスコバーとの再戦。内角低めのツーシームに対して3球三振だった前夜から一転、カウント1―2から外角低めのスライダーを振らされた。エスコバーに対しては初対戦から2三振を含む5打席凡退。悔しさを押し殺すようにベンチに戻った。

 期待される20号に王手をかけてから、3試合の足踏み。矢野監督が「毎日毎日打てるわけではないので。確率を上げていくのに日々取り組んでいっているので、それは成長の過程ではあること」と擁護すれば、北川打撃コーチも「今はちょっと我慢の時期だと思う。我慢の中で積極性だけは失わないように。攻めていく気持ちだけは持たせていきます」と背中を押した。まだ1年目、試練の時も糧とするのみだ。(阪井 日向)

 《先発で3試合連続無安打は初》佐藤輝(神)は23日中日戦の9回第4打席から12打席連続無安打。これは4月15日広島戦5回第3打席から20日巨人戦6回第3打席にかけての12打席に並ぶ自己最長。6月24日中日戦から3試合連続無安打は、4月2~3日の中日3連戦以来2度目だが、前回の3試合目は代打出場。3試合とも先発で無安打は初めて。

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2021年6月27日のニュース