日本ハム・万波 先制二塁打&好返球も「上沢さんに迷惑を掛けちゃった」大暴投を反省

[ 2021年6月27日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム1-3ロッテ ( 2021年6月26日    静岡 )

<日・ロ>4回2死二塁、藤岡の中前安打を捕球した万波は素早い返球で二塁走者・レアードを捕殺する(撮影・西川 祐介)
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 日本ハムにとって3年ぶりの静岡開催で、21歳の万波に収穫と反省があった。

 2回にこの日21歳の誕生日を迎えた同期の野村が右前打を放つと、続けざまに左中間を破る先制二塁打。高卒3年目コンビで奪った1点に「何とか後ろの打者につなげる気持ちで打ったのが良かった」と振り返った。

 守備では「晴れのち雨」の心境だ。4回2死二塁では藤岡の中前打を処理すると、鮮やかなバックホームで本塁を狙ったレアードを刺した。ところが5回1死一、三塁では、中村奨の中飛でタッチアップした三塁走者を刺そうとした本塁返球が捕手・石川亮の頭を大きく越える悪送球に。一塁走者の二進も許し「守備は反省しないといけない。上沢さんに迷惑を掛けちゃったし…」と神妙な表情だった。

 それでも栗山監督は万波の拙守を前向きに捉えた。「大悪送球したけど、どうせやるならガムシャラにやって…。極端に失敗したら次に生きるから」。チームは今季最多タイの借金14となった。それでも若き日本ハム戦士は、敗戦を糧に成長するしかない。(伊藤 幸男)

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2021年6月27日のニュース