古巣戦で攻守に活躍…炭谷の奮闘に原監督「いいですね、非常に」

[ 2021年6月3日 22:20 ]

交流戦   巨人4―4西武 ( 2021年6月3日    東京D )

<巨・西3>2回無死一塁、内海(左)から右越え2点本塁打を放つ炭谷(撮影・木村 揚輔)
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 巨人の炭谷銀仁朗捕手(33)が攻守で光を放った。

 古巣・西武戦に「8番・捕手」で先発出場。打っては1―0で迎えた2回無死一塁で相手先発左腕・内海の初球を右翼スタンドへ叩き込む今季1号2ランとすると、4―2で迎えた8回には守備でも魅せた。この回からマウンドに上がった5番手左腕・中川が2死から呉念庭(ウーネンティン)に左前打されて一塁に走者を出すと、続く愛斗の痛烈なピッチャー返しは中川のグラブを弾き飛ばしてボールは炭谷の前へ。これを素早く拾うナイスカバーを見せた炭谷はすかさず一塁へ送球してアウトに取り、バッテリーでの好連携となった。

 炭谷が2回の第1打席で本塁打を放った内海は、2018年オフに巨人へFA移籍した自身の人的補償として西武に移籍。内海の巨人時代の登場曲をこの打席だけ限定使用する“演出”で対峙(じ)した炭谷は、内海が投じた初球の外寄りツーシームを右翼スタンドへ叩き込んだ。炭谷にとって、これが48打席目にして待望の今季1号。試合後、炭谷の攻守に渡る活躍について聞かれた巨人の原辰徳監督(62)は「いいですね、非常に」と喜んでいた。

 ▼巨人・炭谷 打ったのはツーシームです。ライト前をイメージしてコンパクトに打ちにいきました。次につなぐ意識でしたが最高の結果になりました。

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2021年6月3日のニュース