阪神・佐藤輝のタオル爆売れ 観客8166人なのに過去最高 無安打でも、誕生日に伝説残した!

[ 2021年3月14日 05:30 ]

オープン戦   阪神2ー6西武 ( 2021年3月13日    甲子園 )

<オープン戦 神・西>  8回無死、佐藤輝は中飛に倒れる(投手・佐野)(撮影・大森 寛明)
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 22歳のバースデーは少しホロ苦い味がした。阪神ドラフト1位の佐藤輝(近大)は第1打席で四球を選んだものの、以降は2三振を喫するなど4戦ぶりの無安打。プロでの初誕生日を、快音で飾ることはできなかった。

 12日の同カードは第1打席で左打者とは思えない強烈な左越え3号ソロ。10日の広島戦に続く2戦連発で自ら“前祝い”した。この日の試合前の円陣では12日に声出し役を務めた板山から「今日は誕生日の人がいるんで託したいと思います」とバトンを渡され、「ちわっす。今日は誕生日です。22歳、ぞろ目です」とあいさつ。チームメートに「何年目や?」と聞かれて「1年目です」と返すと「ホントかよ!」とツッコまれる一幕も。最後は「グラウンド状況をしっかり頭入れて、内野外野ともプレーしていきましょう。そしてしっかり勝って、僕の誕生日を祝いましょう」と締めくくった。

 チームも敗れ、祝杯は挙げられなかったものの、試合前にはサンズから手首用の黒いサポーターをプレゼントされた。ファンの注目度もうなぎ上りで、水色の地に赤字で名前が書かれた「応援プリントフェイスタオル」がバカ売れ。観客が8166人のオープン戦にもかかわらず、1日の選手タオル売り上げ数が過去最高を記録した。枚数は未発表ながら、関係者によると10人に1人以上購入した計算になるという。

 この日は対外試合では初の右翼守備もテスト。矢野監督の構想でも、規格外のドラフト1位が外せない存在になっていることは間違いない。 (山添 晴治) 

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2021年3月14日のニュース