前阪神監督・金本知憲氏　高校野球の強豪校を初取材

スポニチ評論家・金本知憲氏
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　前阪神監督で、スポーツニッポン評論家でもある金本知憲氏（52）が、14日に放送されたMBSテレビ「せやねん！」（土曜前9・25）のスピンオフ企画「せやねん！スポーツ番外編　みんなの甲子園SP」に出演し、高校生指導を行った。

　金本氏は昨年、学生野球指導資格を回復。今回、テレビの企画で高校生を取材するのは初めてのことで、3月19日開幕の「第93回選抜高校野球大会」で優勝候補に挙げられている奈良・智弁学園を訪れ、3番・前川右京外野手（新3年）、4番・山下陽輔内野手（新3年）の左右両スラッガーの練習などに熱視線を送った。

　グラウンドに入ると、やはり野球人。自然と熱が入った。打撃練習をしていた山下から「（打球の）飛ばし方を聞きたい」という願いを聞いた金本氏は、即座にアドバイスを送ると、山下の打球の飛距離が見違えるほどにアップ。さらに前川にも、自らバットを持ってスイングを見せるなど、チームの中軸選手2人に対して約50分の熱血指導を行った。

　金本氏は「17歳というのは純粋だな、と思いました。ものすごく純粋に吸収しようとする。基本的には2人とも直すところはないですが、聞きたいというので（教えた）。探求心がないとなかなか伸びない」と2人の真っすぐな視線に刺激を受けていた。

　智弁学園は、今選抜大会では、22日に同じ近畿勢で優勝候補の大阪桐蔭と激突。金本氏は「絶対に見ますね」と“教え子”の奮闘を期待していた。