連合チーム史上初の甲子園出場ならず…富山北部・水橋は21世紀枠に選出されず

[ 2021年1月29日 15:35 ]

 第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が、29日にオンラインで開かれた。

 21世紀枠で北信越地区推薦の富山北部・水橋(富山)は、連合チームとしては春夏通じて史上初の甲子園出場の期待がかかったが、選出されなかった。

 富山北部と水橋は少子化に伴う再編により今年4月、全国でも珍しい「くすり・バイオ科」や「情報デザイン科」などを設置した新たな富山北部として開校。ただ、2年生以上はそれぞれの学校に所属しており、野球部は新、旧富山北部と水橋の3校連合チームとして昨秋始動したばかりだった。両校合わせて全部員は20人。

 49年創部の富山北部は春夏2度、甲子園に出場。69年夏は8強入りし“日本海旋風”で甲子園を沸かせた。水橋も19年夏に富山大会4強入りの実績がある。
 ▽過去の連合チームによる快進撃 連合チームでは06年夏の奈良大会で斑鳩・法隆寺国際が決勝進出。連合チーム史上初の甲子園出場まで近づいたが、天理に敗れた。同年秋の大分大会では豊後大野市にある三重、三重農、緒方工の3校が「豊後大野連合」として準優勝し九州大会に出場。21世紀枠の県推薦校に選出されたが地区候補校には残れなかった。

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2021年1月29日のニュース