明豊“2枚看板”太田、巨人投手の兄に吉報を 3年連続センバツ切符

[ 2021年1月29日 17:31 ]

選抜出場が決まり、帽子を投げて喜びを表現する明豊ナイン
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 第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が、29日にオンラインで開催され、晴れの出場32校が決まった。

 歓喜の叫びはない。マスク姿で集合。それでも、喜びの濃さだけは昨年と変わらない。明豊(大分)に届いた3年連続5度目のセンバツ出場の知らせがグラウンドに伝えられると、川崎絢平監督は「目標を達成したのはすばらしい。自信を持っていい」と、喜びをかみしめた。その一方で昨年、出場が決まりながらも中止になった経験を踏まえて、心構えも説いた。

 「こういう状況で野球ができることは幸せなこと。最悪の事態も頭に入れておかないといけない。そうなっても心に穴があくことがないように。そうなっても全てが終わったとならないように毎日をすごしてほしい」

 センバツ出場を決める上で重要な参考となる昨秋の九州大会は4強入りしたものの、苦戦の連続だった。初戦の九州国際大付戦(福岡)は8回に追い付き、9回に勝ち越し。準々決勝の神村学園(鹿児島)戦は7回まで0―4の劣勢。8回に1点差に迫り、9回に逆転と、薄氷のベスト4だった。

 投手は京本真(2年)と太田虎次朗(2年)が2枚看板。投打がかみ合えば全国の強豪にも引けを取らない。

 今回、九州地区から選出された代表4校の中で、昨夏の甲子園交流戦を経験しているのは明豊だけだ。このときは3年生主体で臨んだが、太田と主将の幸修也(3年)は途中出場した。聖地を経験しているメンバーがいるのも心強い。

 太田の兄は巨人・太田龍投手。「(吉報を)連絡したい」と笑顔を見せた。目標は「日本一」だ。

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2021年1月29日のニュース