センバツ出場32校決定 九州は長崎離島の大崎が甲子園初切符

[ 2021年1月29日 16:15 ]

昨秋九州大会を制し喜ぶ大崎ナイン
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 第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が、29日にオンラインで開催され、晴れの出場校が決まった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年の大会が中止となり「令和初」の開催となるセンバツとなる。

 一般選考の発表が始まり、出場枠4の九州地区は、昨秋九州大会の4強校が順当に選出された。同大会優勝の大崎(長崎)は悲願の甲子園初出場だ。学校のある長崎県西海市の大島は、人口約5000人の小さな島。数年前まで部員不足で連合チームを組み大会に出場していた。状況を変えたのは、18年春に就任した清水央彦監督(49)。06年センバツ準優勝の清峰でコーチを務め、佐世保実では12、13年夏の甲子園出場に導いた。当初は部員5人で、荒れ果てたグラウンドの草むしりから始めた。だが、指揮官を慕い中学時代に全国大会に出場した坂本安司投手(2年)と調祐李捕手(2年)ら、力のある選手が集まるようになり、昨秋九州大会優勝まで駆け上がった。

 ほか、福岡大大濠は4年ぶり、明豊は3年連続、宮崎商が52年ぶりの出場を決めた。

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2021年1月29日のニュース