広島新人競演、ドラ2・宇草がプロ初タイムリー！8勝目懸けて力投するドラ1・森下を強力援護

セ・リーグ   広島―ヤクルト （ 2020年10月10日    マツダ ）

＜広・ヤ＞5回1死満塁、宇草は左前に2点適時打を放つ　（撮影・奥　調）
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　広島のドラフト2位ルーキー、宇草孔基外野手（23＝法大）がヤクルト戦（マツダ）でプロ初となる適時打を放ち、今季8勝目を狙う同期のドラフト1位・森下暢仁投手（23＝明大）を援護した。

　昇格即スタメンとなった6日の阪神戦（マツダ）から5試合連続先発スタートとなったこの日は「1番・中堅」に入り、1―0で迎えた5回だった。1死満塁で入った第3打席。宇草はヤクルト先発右腕・スアレスが2ボールから投じた3球目、真ん中低め149キロ直球を叩きつけた。高くバウンドした打球は浅く守っていた内野の頭を越え、中前へ。2点適時打となった一打に宇草はガッツポーズで喜びを爆発させた。

　宇草はデビュー戦だった6日の阪神戦では「1番・左翼」に入り、第3打席でプロ初安打となる左中間二塁打を放ち、翌7日の同戦では「1番・中堅」で2安打2四球で今季初の4連勝に貢献。前日9日のヤクルト戦（マツダ）では3回に自慢の快足を飛ばしてプロ初の三塁打をマークすると、8回には二ゴロでプロ初打点を記録していた。

　東京六大学リーグでしのぎを削った同期の先発右腕・森下は初回の無死満塁ピンチを切り抜け、5回まで3安打無失点。森下はこの試合で勝てば新人王を争う戸郷（巨人）と並ぶ今季8勝目となる。