広島・森下、初回無死満塁で無失点 村上、青木、中山相手に一歩も引かずスタンド騒然

[ 2020年10月10日 18:36 ]

セ・リーグ   広島―ヤクルト ( 2020年10月10日    マツダ )

<広・ヤ>広島先発の森下 (撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 広島のドラフト1位ルーキー、森下暢仁投手(23=明大)がヤクルト戦(マツダ)に今季8勝目を懸けて先発登板。初回いきなり無死満塁のピンチを招くも無失点で切り抜け、広島ファンを沸かせた。

 チームが5位に低迷する中、この日勝てば新人王を争う巨人・戸郷に並ぶ8勝目となる森下。試練はいきなり初回から訪れた。1番・エスコバーに左前打、2番・坂口に遊撃への内野安打と連打され、3番・山田哲は四球で歩かせて無死満塁。ここで沢崎投手コーチがマウンドへ向かい、ひと呼吸置いた後で打席には試合前まで打率・316(リーグ3位)、20本塁打(同5位)、69打点(同2位)の好成績を誇る20歳の主砲・村上を迎えた。

 すると、この村上を9球目の内角高め直球で空振り三振に仕留め、続く5番・青木は渾身の153キロ高め直球をひっかけさせて三ゴロに打ち取って三走・エスコバーが本塁憤死。6番・中山は150キロ直球で3球三振に斬って取った。初回から29球を要したものの見事無失点で切り抜けた背番号18。スタンドの鯉党は大きな拍手を送るとともに度胸満点のルーキーに騒然としていた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年10月10日のニュース