独協大の韋駄天・並木がスタメン復帰で2安打1盗塁 スカウト「福本さんみたいになれる」

[ 2020年10月4日 19:06 ]

首都大学野球2部秋季リーグ戦・第1週第1日   独協大2―3明星大 ( 2020年10月4日    越谷市民 )

<独協大・明星大>2安打1盗塁を決めた独協大のドラフト候補、並木
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 独協大の俊足ドラフト候補・並木秀尊外野手(4年、市立川口)がスタメンに復帰し、「1番・中堅」でフル出場。3球団のスカウトが視察する中2安打1盗塁をマークした。前日は背中の張りで先発から外れたがこの日は初回先頭で左前打を放つと、2番・中里亮太(3年、土浦湖北)の初球で盗塁。これまで公式戦では二塁盗塁の失敗が一度もなく、通算23個目の盗塁を楽々と決めてみせた。

 「背中はもう大丈夫です。初回はリードしてみていけると思って走った」。7回には右翼線二塁打を放ち、1死二塁から遊ゴロの間に生還。1点差まで追い上げたが敗れ「終盤の大事なところで塁に出られないと。改善していきたい。残り試合は全勝したい」と引き締めた。

 1メートル70、70キロと小柄だが、大学球界屈指とも評価される抜群の身体能力を誇る。昨年12月の大学日本代表選考合宿では、手動計測ながら50メートルで5秒32をマーク。“サニブラウンに勝った男”ことこちらもドラフト候補の中大・五十幡亮汰の5秒42を上回った。

 視察したロッテの永野吉成スカウト部長は「福本(豊)さんみたいな選手になれる期待感がある」と、世界の盗塁王になぞらえて俊足ぶりに目を見張り「打撃フォームも欠点が少ないし、間違いなく指名はされるだろう」と評価した。

 中日の正津英志スカウトは「スタートの思い切りが良い。トップスピードに乗る速さなら五十幡を上回るかもしれない」と評した。

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2020年10月4日のニュース