ソフトB・東浜 ハムキラー発揮8回途中1失点6勝目「ゾーンで勝負できている」

[ 2020年10月4日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2-1日本ハム ( 2020年10月3日    ペイペイD )

<ソ・日>力投する東浜(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの東浜巨投手(30)が3日、日本ハム戦で先発し7回2/3を1失点の好投で今季6勝目を挙げた。これで今季日本ハム戦は4戦4勝と、キラーぶりが際立つ。

 東浜が手にした自身4連勝の転機は、大雨の中の登板だった。9月10日楽天戦。初回に37分間の中断を挟む中、5回2失点で勝利投手。「仙台でこの感じかなと、つかんだものがあった」。その日からリズムを意識し、テンポ良く投げるようになった。
 そして、その日から、プレートを踏む右足の位置に変化を加えていた。亜大時代から三塁側を踏んでいたが、5センチ程度、一塁方向に場所を変えた。目先を変えることと、打者の内角に投げミスを減らす狙いがあった。

 見違えるように、制球力が上がった。8回にビヤヌエバに初の四球を与えたが、最近3試合では21回2/3を投げ計2四球。「(ストライク)ゾーンで勝負できている」と納得の表情を見せた。工藤監督は「下(半身)が安定してきて、コントロールできるようになってきた」と分析した。

 ピンチでの投球も光った。唯一得点圏に走者を背負った初回2死二塁では、中田から空振り三振を奪った。得点圏では打者を70打数8安打に抑え、被打率・114。最多勝を獲得した2017年(被打率・210)よりも、ピンチに強い。

 デーゲームで2位・ロッテが西武に逆転勝ち。敗れれば1ゲーム差。プレッシャーを感じる中での日本ハム・有原との投手戦だった。3年ぶりの完封が見えてきた8回。無死一塁から清宮を二ゴロ併殺打に仕留め「これはいけると思った」。直後に代打・王柏融に一発を浴びて、マウンドを降り「欲が出た。反省です」と苦笑いの109球目だった。

 チームは3連勝で2カード連続の勝ち越し。東浜は「登板した試合はチームが勝てるように」と、残り試合に目を向けた。

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