高校生合同練習会 弘前東・藤田 参加選手柵越え1号に「すごく興奮した」ノックでも好守

[ 2020年9月5日 17:49 ]

NPB合同練習会第1日 ( 2020年9月5日    東京ドーム )

<プロ志望高校生合同練習会>打撃練習で柵越えを放つ弘前東・藤田青空(撮影・木村 揚輔)
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 天にも昇る心地だった。青森・平川西中時代に修学旅行で巨人戦を満喫して以来の東京ドーム。弘前東・藤田青空(そら)捕手=1メートル80、80キロ=が左翼席へ参加選手最初に柵越えを叩き込んだ。

 「体がフワフワした感じですごく興奮した。(代替大会以降)打撃を一生懸命頑張ってきたので良かった」。

 青森から家族の車で約8時間かけ、最終アピールへ乗り込んできた。「代替大会でパフォーマンスを出せなかったのでここに来ました」。今夏の青森大会準決勝で八戸学院光星に4―6で敗退。捕手としてリードと、二塁投球タイム1・84秒の強肩を発揮できないもどかしさが残ったからだ。

 「肩は誰にも負けない気持ち」。この日のシートノックでも正確なスローイングを披露。スタンドで視察した中日・中田宗男スカウトアドバイザーも「肩はまずまず。打撃もパンチ力はある」と評価した。

 全国的には無名も夢はドデカい。「青森県出身のプロ野球選手は外崎さん(修汰内野手=28、西武)がいるけどまだまだ少ない。だから自分がなって首位打者を獲れるくらいの選手になりたい」。あこがれは昨季捕手4人目の首位打者に輝いた西武・森友哉(25)だった。

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2020年9月5日のニュース