楽天ドラ2・黒川 球団高卒ルーキー初の初打席初打点「一生、浅村さんについていく」

[ 2020年9月5日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天4―3オリックス ( 2020年9月4日    楽天生命パーク )

笑顔でガッツポーズする黒川(左)と浅村(撮影・尾崎 有希)
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 明るい将来を予感させるひと振りだった。楽天のドラフト2位ルーキー・黒川がプロ初めての1軍昇格で即「7番・二塁」で先発出場。1点を追う2回無死満塁の1打席目に同点右犠飛でプロ初打点をマークした。

 「先輩たちがつないでつくってくれたチャンス。絶対に還したいと思って打席に入った。最低限の仕事はできたと思う」。1ボールから143キロの直球。低めで角度をつけるのには本来難しいが、プロファーストスイングでしっかりとフライを上げた。最終回の守りではゴロをはじき初失策となったが「内容の濃い一日になった」と安どの表情を浮かべた。

 プロ初打席初打点は球団の高卒新人では初の快挙。お立ち台では浅村と並び「一生、浅村さんについていこうと思いました」と笑顔を見せた。

 ○…高卒ルーキーの黒川(楽)がプロ初打席初犠飛で初打点。高卒新人の初打席初打点は球団初で、ドラフト制以降の両リーグでは18年9月16日広島戦で村上(ヤ)が本塁打でマークして以来16人目。うち犠飛で初打席初打点を挙げたのは、83年10月24日ヤクルト戦で投手の御子柴進(神)が記録して以来37年ぶり2人目で、パ初となった。なお、楽天高卒新人の打点は16年オコエ(6打点)、18年西巻(3打点=現ロッテ)に次ぎ3人目。

 ◆黒川 史陽(くろかわ・ふみや)2001年(平13)4月17日生まれ、奈良県出身の19歳。智弁和歌山では1年夏から5季連続で甲子園に出場し、2年センバツで準優勝。高校通算34本塁打。19年ドラフト2位で楽天入団。1メートル82、86キロ。右投げ左打ち。

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