ソフトB アラサー左腕・渡辺雄 無失点デビュー「落ち着いて自分の投球できた」

[ 2020年9月4日 23:04 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―4ロッテ ( 2020年9月4日    ペイペイドーム )

<ソ・ロ>8回、5番手で初登板した渡辺雄(撮影 中村達也)
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 ソフトバンクのアラサー左腕・ユウタが、見事にデビュー戦を終えた。8月31日に支配下選手契約を結んだ渡辺雄大(28)が、背番号「48」として4日のロッテ戦で1軍初登板。2―4の8回に5番手登板し9番藤岡から3人で終えた。

 「今年の3月のオープン戦を経験し、これ以上ない緊張を味わっていたんで、いい感じの緊張のもと、落ち着いてしっかりと自分の投球ができた」

 藤岡を141キロ外角直球で遊ゴロに仕留め「ヨシッ」と叫んだ。1番加藤を内角直球で三ゴロ、2番マーティンには4球連続スライダーで遊飛に抑えた。全8球のうち、直球は自己最速タイの142キロをマークし自慢のスライダーは5球。「自信のあるスライダーをいい打者に思い切り投げられた」と笑った。

 今月19日に29歳になる。10月には待望の第1子も誕生予定だ。青学大では公式戦登板がないまま「プロ野球選手になりたい」との思いで独立リーグに行った変則横手左腕。努力は実り、スタートラインに立った。育成3年目から正式にプロ選手となり、1軍登板を終え、たくましさも増した。

 「正直、この場で投げることを目指して、大学、独立リーグで頑張った。ホークスさんに拾っていただき、恩返しの意味でも、チームのために投げていきたいです。筑後より、ドームのマウンドは高さがあって投げやすかった」と振り返った。

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2020年9月4日のニュース