ソフトB 松田宣&甲斐が連弾!“パNo.1重量打線”本領発揮で鮮やか逆転勝ち

[ 2020年9月4日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―4オリックス ( 2020年9月3日    京セラD )

<オ・ソ>同点弾の松田宣(右から2人目)と逆転弾の甲斐(右端)はマウンド付近でハイタッチ(撮影・井垣 忠夫)
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 首位のソフトバンクは3日、オリックスを5―4で下した。7回に松田宣浩内野手(37)の7号2ランで同点に追い付き、続く甲斐拓也捕手(27)が勝ち越しの6号ソロ。2者連続アーチで一気にひっくり返した。リーグトップ79本塁打を誇る打線の一発攻勢で鮮やかに逆転勝ちした。

 再現VTRを見ているようだった。2―4の7回だ。まずは松田宣が1死一塁から7号同点2ランを左中間席に叩き込んだ。続く甲斐も左中間スタンドへ勝ち越し6号ソロ。仕留めたのはいずれもオリックスの左腕・富山の直球。アーチの軌道も重なった。

 ただ、試合後の2人は対照的だった。甲斐は「二保さんが頑張っていたので何とか勝たせたいと思った。チームが勝つために、集中したら最高の結果になった」と冷静に振り返った。一方、松田宣はヒーローインタビューで「今年、一番の当たりが出ました」と声を弾ませた。インタビュー後は「熱男~!」と口パクして、ジャスチャー後に手を洗う“WITHコロナ仕様”のパフォーマンスを決めた。

 松田宣は長打3本で8月25日オリックス戦以来となる今季3度目の猛打賞。3回は先頭での右中間三塁打で先制点を呼び、9回には1死から左越え二塁打を放った。「昨日ノーヒットで1打席目から昨日の分を打とうと思った。3本も出て良かった」。前日2日は4打数無安打に加え、3―3の延長10回に無死1塁で痛恨の送りバント失敗。すぐにバットで名誉挽回した。

 2者連続アーチは今季初だ。昨年7月23日のロッテ戦(ヤフオクドーム)で今宮、松田宣、デスパイネが3者連続本塁打をマークして以来となる連弾となった。今季のチーム本塁打数はリーグトップの79。2位・楽天に14本差をつけている。得意の一発攻勢で一気にひっくり返した。

 1日は零敗、2日は9回に追い付かれて引き分けに終わった悪い流れを断ちきった。工藤監督は「あの働きは大きい!」と松田宣と甲斐を称えた。9月初勝利で2位・ロッテとの3・5ゲーム差を堅持。4日からの本拠地での直接対決に弾みをつけた。

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