ソフトB ロッテとの首位攻防3連戦初戦落とす…グラシアル2発もリリーフ陣崩れ逆転負け

[ 2020年9月4日 21:58 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―4ロッテ ( 2020年9月4日    ペイペイドーム )

<ソ・ロ>7回1死一、三塁、代打・菅野の適時打で同点に追いつかれ降板する板東(左)(撮影・岡田 丈靖)
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 首位ソフトバンクは2位ロッテに3―4で競り負け、首位攻防3連戦の初戦を落とした。2―1とリードした7回にリリーフ陣が崩れ3失点。6回途中からマウンドに上がった2番手の板東が3安打3失点で2敗目。打線もグラシアルが2本の本塁打を放つも6安打3得点と振るわず。ロッテとのゲーム差は2.5に縮まった。

 ソフトバンクは3回、1死二塁から周東の二塁“強襲”適時内野安打で1点を先制。打球は鋭い当たりではなかったが二塁手の中村奨が捕球できず。ボールが転がる間に二塁走者の川瀬が一気に本塁へ生還した。さらに4回、1死走者なしからグラシアルが4号ソロ。外角高め146キロのストレートをジャストミートすると、打球は弾丸ライナーでバックスクリーンに飛び込んだ。

 先発のムーアは5回まで毎回走者を背負いながらも無失点。力のあるストレート主体に味方の好守にも助けられ打者21人に対し、4安打4奪三振と粘りの投球を見せた。6回は1死二、三塁のピンチで井上を迎えるも、球威のある内角のストレートでバットをへし折り遊ゴロに。1点は失ったが勝利投手の権利を手にしたまま6回途中で降板。2死二塁から登板した2番手の板東は田村を三ゴロに打ち取った。

 だが7回、後続がロッテ打線につかまり3失点。1死から加藤、マーティンと連打を浴び一、三塁とされると代打の菅野に右前適時打を浴び同点。ここで3番手の嘉弥真に投手交代となったが安田に死球を与え打者一人で降板。1死満塁のピンチでマウンドに上がった4番手の泉は中村奨に中前2点適時打を浴び逆転を許した。

 反撃したい打線だったが8回無死一、二塁から上林がバント失敗。捕手へのフライとなり二塁走者が戻れずダブルプレー。痛恨のミスでチャンスが潰れ無得点。9回はグラシアルにこの日2本目となる5号ソロが飛び出すも1点及ばず3―4で敗れた。

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