日本ハム“栗山流”昨季から 査定も整備されショートスターターには「一日の長」

[ 2020年9月4日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム4―0楽天 ( 2020年9月3日    札幌D )

<日・楽>栗山監督とエアータッチを交わす加藤(左)(撮影・高橋茂夫)
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 昨季、日本ハムは他球団に先駆けて先発に短いイニングを任せる戦術を連発した。野球の可能性を探り続ける栗山監督に吉村浩GMも「戦術に応じた評価をする」と査定面で全面協力。登板だけでなく前後の難しい調整など数字で表れない面も評価の対象とし、選手も納得の査定基準を整えた。

 昨年は5位に低迷したが、オフの契約更改交渉では新戦術の功労者を大きく評価。打者1巡をメドに先発する「ショートスターター」など26試合中、21試合に先発した加藤は2200万円増の5700万円に「ニヤけました」。中1日を3度もこなすなど主に初回限定の先発が多かった堀は1140万円増の2100万円で契約を更改し「凄く評価してもらった」と感謝した。

 現場とフロントが一体となり、選手も納得してマウンドへ。日本ハムは他球団よりも「一日の長」がある。

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2020年9月4日のニュース