MLB譲歩案も選手会拒否か 72試合制で年俸70%保証、PO実施で80%に増額も…

[ 2020年6月14日 05:30 ]

 大リーグ機構(MLB)は12日(日本時間13日)、今季開催に向けた交渉で対立している選手会に対し、7月14日(同15日)開幕で72試合制の新たな開催案を示した。試合数に比例した年俸の70%を保証し、プレーオフが実施されれば80%に増額される。

 比例年俸の半額を保証した76試合制の前回案から譲歩した形。だが、全国紙USAトゥデー(電子版)は「選手会は拒否するつもりでいる」と合意が厳しいとの見方を示した。

 各球団で大幅減収が見込まれる中、これまでMLBは大幅な報酬削減を盛り込んだ開催案を提示してきた。一方、選手会は3月下旬に合意した試合数に比例した年俸を一貫して求めており、9日には7月10日(同11日)開幕の89試合制を対案として提出していた。

 MLBは今月14日夜までの合意を求め、ロブ・マンフレッド・コミッショナーは今回の提案で決着しなければ強行開幕も辞さない姿勢を示している。徐々に歩み寄りは見られるものの、落としどころは見えていない。

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2020年6月14日のニュース