西武・木村 サヨナラ弾も“ソーシャルディスタンス”NO密歓迎に「仕方がない」

[ 2020年6月14日 05:30 ]

練習試合   西武3―2ロッテ ( 2020年6月13日    メットライフD )

<西・ロ>9回無死、中越えにサヨナラ本塁打を放ち、ベンチの祝福を受ける木村(左から2人目)(撮影・吉田 剛)
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 6月2日からの練習試合では初となる西武・木村のサヨナラ弾にも、歓喜の輪は広がらず「ソーシャルディスタンス」が守られた。

 2―2で迎えた9回先頭。木村が東妻の146キロ直球をバックスクリーンに運ぶ劇弾。殊勲の男はさっそうとダイヤモンドを回り、ホームベース付近で小関コーチと「エアグータッチ」。両手を掲げてベンチに戻ると、ナインからようやく拍手で称えられ「率直にうれしい。(出迎えがないが)コロナなので仕方がない」と笑った。

 背中から腰にかけての張りがあり、3試合ぶりのスタメン起用だった。この日はスパンジェンバーグの「1番テスト」の兼ね合いで7番を任され、2安打1打点。野手転向2年目の川越が頭角を現すなど、秋山(現レッズ)の抜けた外野争いはし烈だったが、練習試合7戦で打率.400、3本塁打、7打点をマークしている。

 投手から野手転向8年目、31歳の苦労人は「若い子に負けないように一生懸命やりたい」と話した。(花里 雄太)

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2020年6月14日のニュース