星稜・奥川 3球団競合でヤクルトが交渉権 高津監督からメッセージ「一緒に頑張りましょう」

[ 2019年10月17日 17:30 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2019年10月17日 )

星稜の奥川恭伸投手
Photo By スポニチ

 ヤクルトが3球団競合の末、星稜・奥川恭伸投手(18)の交渉権を獲得した。高津新監督がくじを右手で引き当てた瞬間も奥川は表情一つ変えずにテレビ画面だけを見つめていた。

 高津監督から「2日前に公言した時からスワローズのユニホームを着て神宮で戦う姿を想像していました。一緒に頑張りましょう」と会場からメッセージが送られた。

 まさに前評判通りの競合となった。今夏の甲子園では3回戦の智弁和歌山戦で延長14回タイブレークの末にサヨナラ勝ち。自己最速タイの154キロ直球を軸に鋭く変化するスライダーを駆使して6連続を含む23三振を奪い、165球で1失点完投。ケタ違いの力で準優勝の原動力となった。高校日本代表のU18W杯(韓国)でもスーパーラウンド第1戦、カナダ戦に先発すると、7回18奪三振の力投を演じた。

 ともに脚光を浴びてきた最速163キロ右腕・佐々木朗希(17=大船渡)もロッテが交渉権を獲得した。リーグは違うが、これからプロに舞台を移して、どんなサクセスストーリーを見せてくれるのか今から楽しみだ。

続きを表示

この記事のフォト

2019年10月17日のニュース