ドラフト抽選 ロッテが5割超えの高確率 巨人・原監督は1勝10敗

[ 2019年10月17日 18:36 ]

大船渡・佐々木の交渉権を引き当てたロッテ・井口監督(撮影・西尾 大助)
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 プロ野球のドラフト会議は17日に東京都内で開催され、最大の目玉である高校史上最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(17)を日本ハム、ロッテ、楽天、西武の4球団が重複指名。ロッテが交渉権を獲得した。今回、1位指名で競合の末交渉権を獲得したのは、星稜の奥川恭伸投手(18)を指名したヤクルトと、東邦・石川昂弥内野手(18)を指名した中日の3球団。

 ロッテの井口監督は、3球団の競合を制した昨年の藤原に続き、当たりくじを引く大仕事をやってのけた。チームもこれまでのドラフトで29回の入札で15回目の当選と、12球団で唯一5割超えの高確率となった。また、ヤクルトは35回で16回目と勝率は5割を切るものの、当選回数では最多だ。

 逆に今回、1位、外れ1位と2回抽選で外れたのはオリックスと巨人だが、これまでも、ともにクジに弱い。

 オリックスは今回、中日、ソフトバンクとともに東邦・石川を指名、さらに外れ1位でJFE西日本・河野竜生投手(21)を指名したが日本ハムと競合し外れ、興南・宮城大弥投手(19)を単独で指名した。これまでの1位指名32回中、当たりは7回で確率は.218。しかも3球団以上の競合となると19回のうち、97年川口知哉(平安=4球団)しか当てておらず、確率は.052まで下がる。

 巨人も星稜・奥川、東芝・宮川哲投手(24)を競合の末外し、青森山田・堀田賢慎投手(18)を単独指名した。これまで29回の抽選うち7回で.241。11年に再抽選で松本竜也(英明)を当ててから9連敗。2年連続で2度くじを外した原監督自身も、1勝10敗となってしまった。

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