阪神 ドラフト上位候補に大商大の「ノーノー左腕」と「メッセ絶賛右腕」

[ 2019年10月17日 05:30 ]

大商大・橋本
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 猛虎が熱視線を送るのは大商大の「ノーノー左腕」と「メッセ絶賛右腕」だ。阪神がドラフト上位候補として148キロ左腕・橋本侑樹投手(21)と148キロ右腕・大西広樹投手(21)のW指名を検討してることが16日、分かった。

 星稜・奥川、大船渡・佐々木、明大・森下に人気が集まる今ドラフト。阪神は、外れ1位の筆頭にJFE西日本の即戦力左腕・河野を挙げるが、1位の抽選が連続で外れる可能性は否定できない。そこで、外れ外れ1位もしくは2位で指名も検討するのが橋本だ。

 スリークウォーターから2種類のスライダーを繰り出す本格派左腕。テークバックが小さく、球の出所が見えづらいのが特徴だ。9月15日の京産大戦ではリーグ9人目のノーヒットノーランを達成。この試合は畑山俊二統括スカウトも視察した。阪神は今月13日の大経大戦にも担当スカウトを送り込んだ。3位以下の指名ならNTT西日本へ入社予定。先発左腕は岩貞や高橋遥ら手薄な現状を考えれば、指名に踏み切る可能性は十分ある。

 一方の大西は、15日の大経大戦でリーグ歴代9位の通算27勝をマーク。決め球のフォークに加え、スライダー、カットボール、シンカーを操り、中継ぎとしての適性も見込める。大西は3月15日の阪神2軍戦に登板。今季限りで現役引退したメッセンジャーと投げ合い、その実力を認められたほどだ。ソフトバンク・森に似たタイプで、3位から中位での指名を検討する。

 その他の投手では霞ヶ浦の長身右腕・鈴木をリストアップ。最速148キロの直球が最大の魅力だ。この日、畑山統括スカウトが「現場の意見も聞きながら考えたい」と指摘した高校生捕手では、大分・江川、中京学院大中京・藤田の名前も挙がる。また、内野手では俊足巧打で近本2世の大阪ガス・小深田を最上位で評価しており、ドラフト当日まで他球団の動向に注視していく。

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