佐々木朗希「ほっとしています」 ロッテの印象は「12球団で1番応援が凄い」

[ 2019年10月17日 17:55 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2019年10月17日 )

ロッテが交渉権を獲得し、笑顔で胴上げされる大船渡・佐々木(中央)=撮影・木村 揚輔
Photo By スポニチ

 プロ野球のドラフト会議は17日に東京都内で開催され、最大の目玉である高校史上最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(17)を日本ハム、ロッテ、楽天、西武の4球団が重複指名。ロッテが交渉権を獲得した。

 佐々木は「ほっとしています」と安どの表情。ロッテの印象については「12球団で1番応援が凄いという印象」と述べ「期待に応えられるように一生懸命頑張りたい」と意気込んだ。

 自身の武器については「ストレートだと思います」と語り「プロではストレートだけでは通用しないと思うので他の部分も磨いていきたい」と技術向上へ意欲を示した。

 育ててくれた家族へは「感謝の気持ちもある。これがスタートラインだと思うので、しっかり頑張っていきたい」と活躍を誓った。続けて、プロ入りしてからの目標の球速について聞かれると「今ある日本最速を超えられたら」と掲げた。

 1965年のドラフト以降、これまで東北地方の高校に在籍する選手が1位指名されたのは1965年岡正光(福島・保原)から2018年吉田輝星(秋田・金足農)まで20人。公立高校は過去8人いるが岩手の3選手は全て私立校で、佐々木が岩手の公立校では初の1位指名となった。

 ▼佐々木 朗希(ささき・ろうき)2001年(平13)11月3日生まれ、岩手県陸前高田市出身の17歳。小3から野球を始める。11年の東日本大震災で父・功太さんを亡くして大船渡市へ転居し、大船渡一中では投手。大船渡では1年夏からベンチ入りし、2年秋から背番号1。3年夏は岩手大会決勝に登板しないままチームは敗退し甲子園出場なし。1メートル90、86キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

この記事のフォト

2019年10月17日のニュース