阪神、履正社の4番・井上広大を2位指名 今夏甲子園決勝で奥川から3ラン

[ 2019年10月17日 18:16 ]

履正社の井上広大外野手
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 プロ野球のドラフト会議は17日に東京都内で開催され、阪神が2位で履正社の井上広大外野手(18)を指名。交渉権を獲得した。

 初の全国制覇を成し遂げたチームの4番として、星稜・奥川から本塁打を放ったスラッガー。母・貴美さん(51)と岡田龍生監督(58)にプロ入りの希望を伝えたのは、夏の大阪大会開幕前だった。岡田監督の「行くなら甲子園に出て、ホームランを打って結果を出すしかない」との高い注文に、大阪大会4本塁打でチームを初の春夏連続出場へ導き、甲子園でも26打数10安打の打率・385、3本塁打、14打点で応えた。

 決勝で奥川からバックスクリーン左に放った3ランはプロのスカウト陣にも衝撃を与えた。1回戦でも今秋ドラフト候補の霞ケ浦・鈴木寛のスライダーを左翼ポール際に運び、3回戦・高岡商戦では技巧派右腕の荒井から左中間席にたたきこんだ。夏の甲子園で最もブレークした打者に井上は挙げられる。ヤクルト・山田哲、オリックス・T―岡田、ロッテ・安田と履正社が輩出したスラッガーの系譜に名を連ねるのが夢だ。

 ▼井上 広大(いのうえ・こうた)2001年(平13)8月12日生まれ、大阪府大東市出身の18歳。南郷小2年からソフトボールを始める。南郷中では東大阪シニアに所属し捕手。履正社では外野手として1年夏からベンチ入りし2年秋から主に4番。遠投115メートル、50メートル走6秒3。1メートル87、94キロ。右投げ右打ち。

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2019年10月17日のニュース