エンゼルス苦境 攻守の要シモンズ、勝ち頭ペーニャら3人負傷者リスト入り

[ 2019年8月5日 01:47 ]

 エンゼルスは4日(日本時間5日)、アンドレルトン・シモンズ内野手(29)が左足首の捻挫、フェリックス・ペーニャ投手(29)が右膝前十字じん帯の損傷、グリフィン・カニング投手(23)が右肘の炎症で、3選手とも負傷者リスト入りしたと発表した。

 シモンズは前日3日のインディアンス戦で一度は「7番・遊撃」で先発出場と発表された後、急きょ出場を取り消していた。以前から同箇所を痛めていたという。攻守の要である同内野手は、今季74試合で打率・274、5本塁打、28打点、9盗塁の成績を残していた。

 ペーニャは先発した前日3日の同戦の2回守備で負傷交代していた。一ゴロにベースカバーに入り、一塁ベースを踏んだ際に負傷した。手術が必要で、復帰には6~9カ月かかる見込みで、今季はプレーできず、来季開幕に間に合うかも微妙だ。今季は22試合に投げチーム勝ち頭の8勝(3敗)を挙げ、防御率4・58。継投ノーヒットノーランを達成した7月12日のマリナーズ戦では、7回を無安打無失点していた。

 17年のドラフト2巡目指名のカニングは、将来のエース候補の一人と期待され、4月30日にメジャーデビュー。ローテーションの一角として16試合に投げ、4勝6敗、防御率4・76の成績を残す。ブラッド・オースマス監督によると、じん帯へのダメージはまだ見られていないという。

 3選手に代わり、投打二刀流のジャレド・ウォルシュ内野手(26)、ウィルフレド・トバール内野手(27)、ルーク・バード投手(28)を傘下3Aから昇格させた。

 前日3日の敗戦で3連敗となり、7月12日以来となる勝率5割に逆戻りしたエンゼルス。後半戦で最大5までためた貯金をはき出し、ワイルドカードでのプレーオフ進出へ苦境に立たされていたが、さらなる痛手となった。

続きを表示

2019年8月4日のニュース