初出場の誉 19年ぶり開幕戦&選手宣誓 林山主将が“福男”

[ 2019年8月4日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権大会 組み合わせ抽選会 ( 2019年8月3日    大阪市フェスティバルホール )

選手宣誓を引き当てた誉・林山主将(撮影・井垣 忠夫)
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 初出場の誉(愛知)が49校中2校しか与えられない開幕試合を引いたばかりか、主将の林山は、立候補した19校のうち1人しかない栄誉ある選手宣誓も引き当てた。

 当初は立候補しないつもりでいたが、甲子園出場が決まった数日後に訪れた自宅近くの小牧市のラーメン店店主に「引いてみろ」と言われ、気が変わったという。愛知大会も愛工大名電などがいる激戦ブロックに入り込み「普段は全くくじ運がない」と苦笑いするほどだが、その言葉とは裏腹に参加188校の全国最激戦区を突破し「当選」の封筒までも引いた。「まだ変な感じがしますが、初戦も運を持っていきたいと思います」と戸惑いながらも力を込めた。

 開幕試合の学校の主将が選手宣誓するのは、00年の育英(兵庫)の上野浩一主将以来19年ぶり。令和最初の大会初戦の相手は強豪・八戸学院光星(青森)だが「何も知らない状態で突っ込んでいきたいと思う」と矢幡真也監督も勢いで突破する覚悟だ。令和最初の一戦。初出場校が大きな足跡を残す。(北野 将市)

 《初出場校の開幕試合&選手宣誓は3校目》開幕試合を引いた高校の主将が選手宣誓を務めるのは、00年の育英・上野浩一主将以来、12人目。初出場校の開幕試合&選手宣誓は、48年・石巻、64年・八代東に次いで3校目。過去2校はいずれも敗れており(八代東は再試合の末、敗退)、誉が勝利すれば初となる。選手宣誓を務めた高校の開幕試合成績は、4勝6敗1分け。

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2019年8月4日のニュース