広島、今季2度目のV字回復で混セ演出! 2ゲーム差に3チーム 最近10戦4度目の2桁得点で虎退治

[ 2019年8月4日 21:30 ]

セ・リーグ   広島10―5阪神 ( 2019年8月4日    マツダ )

<広・神>6回2死一、二塁、会沢は左前適時打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 大逆転でのセ・リーグ4連覇を狙う3位・広島が4位・阪神に10―5で勝利を収め、5カード連続の勝ち越し決定。首位・巨人が2位・DeNAに敗れたため、2ゲーム差に3チームがひしめく空前の混セとなった。広島は最近10試合で4度目、今季7度目の2桁得点で貯金5。今季50敗目を喫した阪神の借金は再び4にふくらんだ。

 広島は初回、1死から菊池涼が16試合連続安打となる中前打を放って出塁すると、バティスタも12試合連続安打となる左前打で続いて一、二塁。ここで主砲・鈴木の放ったゴロがイレギュラーして左前に抜けるラッキーな適時打となって先制点が入ると、会沢も右前適時打で続いて2点をリード。さらに一、二塁からメヒアが左翼スタンド上段へ3号3ランを放って初回から5点を先取した。

 2回にも2死一、三塁から鈴木の左前打、会沢の中前打と連続適時打が出て2点を追加した広島は7―2で迎えた6回にも2死一、二塁から会沢がこの試合4安打目&3本目の適時打となる左前打を放って1点を加え、さらに野間が右翼線を破る2点適時三塁打を放ってダメ押し。投げては先発右腕・九里が6回で98球を投げ、5安打2失点の好投を見せ、自身3連勝となる今季6勝目(5敗)を挙げている。

 阪神は0―7で迎えた5回に原口が代打で右越え1号2ランを放って反撃開始。2―10で迎えた7回には2番手・遠藤から代打・北條、原口、近本の3連打で満塁とし、糸原の4連打目となる中前2点適時打に敵失も絡んで計3点を返したが、及ばなかった。先発した左腕・岩田が2回8安打7失点で今季4敗目(3勝)を喫している。

 広島は6日から1・5ゲーム差で追う2位・DeNAと本拠マツダで直接対決3連戦。7月5日以来となる2位浮上、そして6月17日以来となる首位奪回を狙う。

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